失敗こそ成功のタネであると言ったり聞いたりします。しかし、エジソンのこの言葉に触れて思うのは、そもそも本当の成功とはいったい何であるのかということ。他人が評価する結果はどうあれ、その過程は自分にとってどうであったのかということのほうが重要だと思えてきます。深さや厚さ、柔らかさなど、人生という物語のなかでは豊かさの尺度は人によって様々なのですから。
見方を変えると見え方が変わってくるということも人生の味わいでしょう。私たちは、うまくいかない時には「失敗した」と表現して自分以外の人や物に責任転嫁しているだけなのかもしれません。失敗は存在しないのかもしれないと思えるぐらい、それぞれの人生を味わっていきましょう。
トーマス・アルバ・エジソン
発明家・起業家